数社から届いた概算見積りを見て、連絡をしても良い引越し業者を絞ります。見積額は、数十万円から数万円まで、費用の差が出ていると思います。家に来てもらい正式見積りを出してもらっても、数十万円の見積額が数万円になることは期待できません。正式見積りで引越し用のダンボールをサービスしてもらったり、良くても1割から2割程度、見積額を金額補正(少なく)するのが限界だとお考え下さい。その点を踏まえて、数社に絞りましょう。
概算見積りには、引越し業者への連絡先が記載されています。そのアドレスや電話番号に連絡をして、家に来てもらう日程を決めます。人件費削減のため、訪問見積りを行っていない引越し業者もありますが、トラブルの原因になりがちな概算見積りでの契約はお勧め出来ません。
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訪問見積りの場合、大半の方が最初に来てもらった引越し業者に決めているそうです。そのことから、通常は、最初に第一候補の引越し業者に来てもらうと良いと思います。時間的にゆとりがあり、じっくりと見積り条件の比較をしたい場合は、良さそうな引越し業者の訪問は最後にするのがお勧めです。理由は、他の業者の見積りや条件が提示されていない状態では、交渉をしづらいためです。後の業者は、前の業者に負けない様に良い条件を提示してもらえる可能性があります。
訪問に掛かる時間は、およそ1時間以内です。1日に数社の訪問見積りを予定している場合は、3社程度に留めておきます。実際に掛かる時間は、1時間程度だとしても契約行為までたどり着いた場合、2時間ぐらい掛かる可能性もあるからです。また、引越し業者同士が顔を合わせてしまうことは、業者にとっても気持ちが良いことではないですし、一般的には失礼な行為ですので時間の余裕を持って、訪問見積りの時間を決めることをお願い申し上げます。
インターネットで記入した引越し日や転居先の住所などの基礎情報に間違いが無いか確認されます。また、新居のフロアやエレベータの設置などの転居先の現況情報について聞かれます。次に記入済みの荷物をひとつずつ見ながら確認をしていき、見積額とサービスが提示されます。