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引越し業者の車は、国土交通省または地方運輸局から荷物を運ぶ事業の許可を得ています。許可を得た事業者は、どのようなナンバープレートなのか、また、引越し用の車を利用する上での注意事項についてご説明します。
引越しの荷物を運ぶためのトラックは、緑色か黒のナンバーになります。繁忙期には、緑ナンバーや黒ナンバーの引越し用トラックが不足するため、国土交通省か地方運輸局から事業許可を得た白ナンバーの車両(許可証を携帯)を使う場合があります。ここで注意して欲しい点があります。許可を得ていない白ナンバーのトラックで引越しをした場合、処罰されるという点です。この処罰は、業者にも課せられますが、なんと、知っている知っていないにかかわらず、引越しを依頼した依頼主に対しても課せられてしまいますので注意が必要です。参考までに、レンタカーを使って引越しする場合も同様に罰せられます。(この場合の業者は、レンタカー会社です)
参考サイト国土交通省
大手の引越し業者のほとんどが、この運送事業の許可を得て引越し事業を行っています。許可を得るために、運行に必要な車両数が必要で、「全国一律で5両以上の車両所有と定められています。また、輸送の安全管理体制の整備、必要な資金の計画、事業を始めた後の収支見積り(予定される収支内容)、車両の自賠責保険・任意保険の加入等が必要となります。さらに、事業を始めるにあたり、国土交通省又は地方運輸局に運賃及び料金の届出を行い、運送約款を定め、国土交通大臣又は地方運輸局長の認可を受ける必要があります。」
例えば、アート引越センターなどは、この事業の許可を得ている代表的な引越し事業者です。
「貨物軽自動車運送事業とは、軽トラック等を使用して、お客様の荷物を運送し、運賃を受け取る事業のことです。軽トラック等1両以上を保有していることが条件で、運賃及び料金、運送約款を定め、車両の自賠責保険・任意保険の加入等が必要です。」
個人事業者が多いのが特徴です。赤く塗った軽貨物自動車で運送業務をしているのが赤帽です。赤帽は、全国同一システム、同一料金で分かりやすい料金体系になっていることでも有名です。
「貨物利用運送事業とは、会社や個人の方からの依頼により、運賃・料金を受け取って、自らが運送責任を負いつつ、他の運送事業者に貨物の運送を委託して運送する事業をいいます。」
ヤマト便や単身引越しサービスを提供している「ヤマト運輸」は、一般貨物自動車運送事業も許可されていますが、貨物自動車利用運送の許可も得て、引越し事業を行っています。