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一般媒介とは?(いっぱんばいかい)


 一社の不動産屋だけでなく、他の不動産屋も物件情報を共有している形態のこと。情報が入りやすい分、良質な物件はすぐに埋まってしまうため、気に入った物件の場合は、内見の後に仮おさえのために、仮申込みを行うのが一般的です。また、今やほとんどの物件は、物件共有型になったため、借主は物件だけではなく、申込みをする不動産屋も選ぶ時代になってきています。

 一般媒介に関連した耳を疑うような例をご紹介します。(この例は、ある不動産屋から聞いた例です)

 「お客様は、物件探しのために、たまたまA不動産屋に入りました。そこで紹介された物件を内見しましたが、どうもA不動産の対応が悪いため仮申込みをしませんでした。お客様は翌日にB不動産へ物件を探しに行きました。B不動産でも、昨日A不動産で内見した物件を紹介(一般媒介)されました。B不動産の営業者の熱意や対応が良いので、昨日A不動産で内見した物件をB不動産で仮申込みをしました。

 その状況を知ったA不動産が、営業努力を棚に上げて、内見しただけなのに、仮申込みを受けていると言い張り、大家さんに対して文句を言ったそうです。大家さんは慌てて、申込み者にA不動産で仮申込みをしたのか確認したそうですが、もちろん内見をしただけだと言ったそうです。

 いろいろな面で勉強不足(不動産の知識ではなく)のために騒いだA不動産も引けなくなって、大家が申込書を確認しないことを良いことに、申込みを受けていないにもかかわらず、申込みを受けたと言い張り、お客様を悪者にしたそうです。」

 本来は、本当に仮申込みがA不動産でされているのか、大家さんがA不動産に申込書の確認をすれば、A不動産が嘘をついているのか、申込みがされているのか分かります。この場合、仮申込みの書類確認をしないで、お客様に確認した大家さんも、非常にお粗末だと考えられます。

 ほとんどの借主は、何店舗かの不動産屋を回り、同じような行動をすると思います。大家の申込み確認義務不足と、不動産屋の嘘が重なり、なんと、何も悪くないお客様が悪者になった悪い例です。

 この話、耳を疑う様な嘘の様な本当の話ですが、1件や2件ではないそうです。それは、以前は専任媒介だったため、あまり営業努力もしないで商売をしていた一部の地元の不動産屋が、一般媒介が発展したために、競争に付いていけないためだそうです。一般媒介の場合、どの不動産屋に行っても紹介される物件は同じだとしても、不動産屋は同じではありません。借りる側も、この様な惨めな行動を起こすA不動産を切り捨てる目が必要なのかもしれません。



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